「巻く女」
高校に通っていた頃だったかと思うのですが、漫画家玖保キリコさんの「ジョーシキ一本づり」という本の中の「巻く女」というエッセイを読んで、はじめて
ベトナム料理というものの存在を知りました。

エッセイの中ではキリコさんがベトナム料理をレストランで食べたときの話や、外で生春巻きを食べたら高いけれど、家にライスペーパーや材料を常備しておけば好きなときにたくさん食べられるというようなことや実際にたくさん巻いている生活の様子などについてついて書かれていました。当時は食べたこともなかった料理だけれど真似をして材料を揃えて作ってみたりしたことも。ライスペーパーに巻かれているキリコさんの挿絵もとてもかわいらしく、何度も読み返したお気に入りの本です。
そのせいか料理教室でライスペーパーを使って何かを巻くと、ふと巻かれているキリコさんの絵が頭に浮かびます。

先日も、先生が話す巻くコツの解説を訳しながら生徒さんと一緒に生春巻きを巻きました。巻く作業というのは右手と左手がバランスよく同じように動いてくれると上手にできます。
それにしても・・・生春巻きにかかわらず、揚げ春巻きやら蒸し春巻きやら、卓上でのライスペーパー手巻きの料理やら・・・。
ベトナム全土で一体、1日どれくらいの数が巻かれているのか?
世界中では??と考えてしまいます。
私も「けっこう巻いてきたほう」と思っているのですが、「巻く女」になれたかな。

