季節野菜を使ってベトナム料理
私の日々の料理は、冷蔵庫の野菜室を思い浮かべるところから始まります。
ベトナム料理教室をやっていて良かったなーと思うのは、とにかく冷蔵庫に野菜を欠かさないところ。「この野菜を食べたいな」と思って買ってくることもありますが、「あの野菜を早く食べてあげないと」と料理へ取りかかることのほうが、断然多いように思う。1人暮らしのような食生活なのに、まるで主婦のごとく台所へ立っている私です。
ちなみに、うちの常備野菜は季節を問わず、いつもこんな具合。
1. トマト(好きな野菜なので、ついつい買ってしまう)
2. たまねぎ(1年中いつもある名脇役の野菜、ひとまずあれば安心するので)
3. 大根とにんじんの端っぽ(レッスンでよく作る「なます」用の残り)
4. 万能ねぎ、香菜(これもレッスンで多用しているので、だいたい備わっている)
5. 旬の野菜が何がしか
野菜をどうしようかな?と考えていていちばん楽しいのが、旬野菜です。季節の野菜は、スーパーでも目につきやすいコーナーに置かれているし、値段だってぐっと安いので、どんどん料理してみよう!と想像力をかき立てられます。
特に、日本でこそおいしい季節野菜を、ベトナム風に料理するのが私は大好き。メイド・イン・ジャパンならではの、おいしいベトナム料理になるような気がするので。

秋から冬へ向かう今時分には、かぶやごぼう(ごぼうは最近、ベトナムのスーパーでも売っているのですが、名前がGo Boとかなっていて可愛い)などの根菜、きのこなんかをおいしく食べています。
かぶは、冬に向かうにつれて実が重くなり、旨味がどーんと引き立ってくる野菜です。
ぷっくり膨れた実は塩でもんでサラダにしたり、柔らかく炊いたり(写真はレッスンで作るスープ。干しえびと一緒に、コトコトとくずしながら煮込むもの)。葉っぱもみずみずしく甘いので、ヌクマムとレモン汁でおひたしにしたり、炒り煮にしてご飯のおともにしたりします。淡白ではかない純白のこの野菜は、たとえばヌクマムのように旨味の強い調味料を生かしたエスニック風の味つけも、実におおらかに受け止めてくれるのです。
そのほか、近頃よく作っているおかずは、生のかぶにわさびを溶いたヌクマムをかけたもの。それから、ごぼうやれんこんのヌクマムきんぴらなんかもたくさん作っては保存していますが、これはまた別の機会にご紹介することにします。
旬野菜を使った「ベトナムっぽい」野菜料理、皆様も柔軟にお試しあれ!