

たっぷりハーブ、生野菜とおかずを巻いて食べるべとめし
「ベトナム料理は野菜がたくさん食べられてヘルシー」と感じる人が多いようですが、それはこのような食べ方から印象を受けたのでしょう。
ベトナム人は肉や魚の料理を食べる時、必ずと言っていいほどたくさんのハーブ、生野菜を合わせて食べます。例えば、ゆで豚を野菜で巻い
て食べたり、魚の揚げ物をライスペーパーとハーブや生野菜を巻いて食べたり・・・。どれも食べる時はタレを付けてたべるのですが、肉、魚の
料理の旨味とハーブの香り、野菜の食感、タレの味などが口の中合わさった状態をベトナム人はおいしいと感じるのです。
ベトめしの味付けは80%、残りは自分で味をクリエイト
「ベトナムの料理は食卓に出てきたのをそのまま食べるという事は非常に稀です。
と言うのも料理を作る際は80%の味付けをし、食べる時に卓上で好みの味付けをするのが普通だからです。
料理に薄めに味を付けてタレを添えたり、食べる際にギュッとレモンを絞ったり、赤唐辛子入れて辛くしたりと自分の好みの味付けにクリエ
イトするのです。
ごはんにのっけて食べる家庭のベトめし
ベトナム人の主食は白いご飯。ベトナムの家庭料理の多くはこの白いご飯に合わせて食べるおかずやスープということになります。おかず類は
どれも白いご飯に合うようなしっかりとした味付け。そしてご飯を食べる際には必ずCanh(カィン)というスープを作ります。これは汁より
も野菜の方が多いのでは?と思うぐらいに野菜がたっぷり入ったもの。ご飯や、おかず、スープは大皿に盛られて卓上に。
各自の食器はお茶碗
1つだけを使い、お茶碗、取り皿、スープ椀として兼用します。ご飯を盛ったらおかず類はその上に取って、ご飯に味を移しながら食べるのです。
ご飯を半分ぐらい食べたら、そこにスープをかけます。パラッとしたベトナムのお米はスープをかけるとサラサラとして食べやすくなるのです。
このようにご飯におかず、スープをのせて食べるのが、おいしい家庭ベトめしの食べ方というわけです。
ササッと食べる軽食的ベトめし
ベトナム人が「食事」というと、白いご飯の食事を指します。これは主にお昼と夜に食べるもの。朝はDiem Tam(漢字で書くと『点心』)と呼
ばれる軽食を食べるのがベトナム人の食習慣です。麺、おかゆ、米粉を加工したお餅や生地物類、パンなどがそれに当たります。
これらは、朝食の他は小腹が空いた際のおやつや、夜食に食べる事もあります。ベトナムの米麺フォーも、現地では主に朝食に食るのが普通です。
ビールやお酒と合わせるおつまみ的ベトめし
ベトナム料理とビール、本当によく合う組み合わせです。ベトナムにはたくさんのビヤホールやお酒を出す店があって、どこでもいろいろな料理を
提供しています。時には家庭料理として食べるような料理、鍋、揚げ物、魚介をシンプルに焼いたり蒸したりしたもの・・・種類は本当に豊富です。
ヌックマムの塩辛さや唐辛子の辛さ、発酵調味料の旨味などがビールやお酒とピッタリなのです。
皆で楽しむコミュニケーションのためのべとめし
ベトナム人はよく「an choi(アン チョイ) =遊びながら食べる」、「an cho vui(アン チョー ブイ=楽しみのために食べる」という言葉を使い
ます。ただ空腹を満たすためにベトめしを食べるだけなのではなく、時には家族や友人達と楽しい時間を過ごすために食べたりするということ。
巻いたり、味を作ったりして手を使いながらゆっくりと食べるベトめしは、大勢で食べると本当に楽しいものです。そんなコミュニケーションツール
としてベトめしを楽しむのもおすすめです。